株式会社MIYAVI

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【ブラック企業に転職したくないあなたへ】企業にエントリーする際に見るべき項目・残業代編

はじめに

皆様こんにちは!

今回は転職の際に見るべき項目・残業代についてお話していきます。

 

転職サイトなどを見ていて皆様はどんな項目を見ているでしょうか?年収や月給の項目ばかりしか見ていませんか?残業代の項目についてよく見たことがありますか?意外と知らないこともあると思うので確認してみてください。

 

お金の項目ばかりしか見ていないと結果的に「転職失敗したな〜」と思ってしまいかねませんのでぜひ最後までご覧ください❗

 

固定残業代

固定残業代って知っていますか?

よく求人広告を見ている中で、「お!結構ここ給料いいじゃん!」と思うところがあると思います。そんな時は残業代についての項目を見てみてください。

 

多分多くの場合が「※固定残業代45時間分(72,000円)を含みます。」と書かれています。

 

固定残業代とは、企業が一定時間の残業を想定し、あらかじめ月給に残業代固定で記載し、残業時間を計算せずとも固定分の残業代を支払うという制度で、一般的には「みなし残業」とも言われています。

 

企業は「まあ毎月45時間くらい残業してみんなに働いてもらうし、みなし残業代として支給しようか。みなし残業代も含めて月給として求人広告出せば人は集まるしね!」という話です。

 

実は多くの場合、普通に45時間残業する場合より少なく見積もっていることが多いため、企業側からすると支給するお金が減ってラッキーということです(笑)

 

 

またある固定残業代制度についての調査によると、固定残業代制度をなぜ導入するのかと聞くと、

労働時間の把握が難しいため」が 78.6% で約 8 割を占め、

次いで「労働時間で成果をはかることが難しいため」「成果に見合 った賃金にするため」がいずれも 4.8%となっていました。

https://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.lg.jp/toukei/koyou/jiccho28_gaiyo.pdf

どのくらいの時間?

残業45時間とはどのくらいの時間なのか?というと、月に20日の営業日があれば、毎日2時間以上は残業するということです。

 

 

つまりここから言えるのは、定時が9時から18時までの会社であっても、20時までは平気で働く会社と言えます。企業側からしても45時間働いてもらわなきゃ損になってしまうので、毎日2時間働かせてこようとするでしょうね(笑)

 

固定残業代はすこ〜しブラック企業の素質もあるので、残業代が働いた分だけしっかり出る会社を選定したほうが良いでしょう!

 

固定残業代を採用している企業

固定残業代を採用している企業は年々増えている傾向にあるといいます。

業種別でいうと、情報通信業の30%弱が導入しており、金融や保険業界でも20%弱が導入しており、この2つの業界が高い割合で固定残業代制度を利用しています。

 

固定残業代を採用している企業が一概にブラック企業とは言えませんが、一般的にホワイト企業と言われている企業は固定残業代を採用しておりません。

 

本来残業代というのは1分単位で出るものですから、あまり好ましい制度とは言えません。もちろん企業側の負担を軽減するためでもありますから悩ましいところではあります。

 

ちなみに残業代は5分単位でつけてね〜とか10分単位で四捨五入だよとかいう企業は完全にアウトです。残業代は1分単位です(口酸っぱくいいます笑)

 

昔アルバイトの警備員として働いていたことがありますが、30分単位での残業代請求でした(笑)今考えるととんでもねえところだったんですね(笑)持つべきものは知識ですね。知らなければ搾取され続ける人生となってしまうことを痛感します💦

 

固定残業代の実情

東京都労働情報センターが労働時間について調査した結果によると、

固定残業代を採用している企業の54.6%は、固定が45時間であれば、45時間という時間を超えていないといいます。つまり45時間働かなくても45時間分は支給していることになります。

 

一方で23.7%は超えていると回答し、12.4%は労働時間を把握していないと回答しているといいます。こういうところは少しブラック気質がありますので注意が必要です。

 

ちなみに、45時間などの固定残業時間を超えて残業していればそれは別途支給してもらわなければ、労働法違反になりますし、訴えれば確実にもらえます。

 

悪質な場合は請求額の2倍がもらえるケースも往々にしてありますので、もしそういう会社にいる場合は日頃から証拠集めや、日記をつけておくと、いざというときに訴訟を起こしてお金をぶんどれると思います(笑)

 

まあこんな会社で働かないほうが良いんですけどね、、(笑)

 

先程の調査の続きで、固定時間を超過した場合、34%は支給せず、同じ割合で34%は月額報酬に加算すると回答しており、3割以上の会社が違反行為を横行させていたと考えると驚きの調査結果ですね。

 

固定残業代が適正が調べる方法

最低賃金を下回って残業代が支払われている可能性がありますから一度調べてみてください。

 

まず基本給を出して、その後で労働時間(その月の労働時間)を割って一時間でいくらもらっているのかを出します。Free photos of Calculator

 

その後に残業時間をかけて、さらに残業時間なので1.25倍の割増をします。

そうして出た値が固定残業代と同じかそれ以上であることを確認してください。

もし違う場合は、固定残業代が無効となっているため請求することが可能となるわけです。

 

下に簡単な計算式を載せておきますから参考にしてみてください。

(基本給)=(月給)-(固定残業代)-(その他諸手当)
(本来の残業代)=(基本給)/(月の労働時間*8時間)×1.25×(残業時間)

 

労働日数20日、月給25万(45時間の固定残業代72000円を含む)、住宅手当1万円だとするとどうでしょうか?

 

固定残業代 =72000円

  基本給 =25万ー7.2万ー1万=16.8万円

本来の残業代=16.8万÷(20日×8時間)×1.25×45時間=59062.5円

 

という結果でした。この場合ですと12000円以上も多く会社は払ってくれていることになりますので良心的な少しホワイト企業であることが分かりましたね。

 

以外とそんな会社ばかりではないので、あれ?なんかこの固定残業代おかしそうだな?と思えばよく確認してみてください!

 

おわりに

今回は固定残業代制度を主に調べてきましたが、皆さんはこういった会社にはあまり転職することはオススメできないと思いました。

 

ただ、未経験歓迎なのに、月給が高かったりして惹かれることも多いと思います。固定残業代制度がすべて悪ではないので、高い給料をもらいながら働きたい方には良いと思いますので実情と照らし合わせながら求人をチェックしてみると良いと思います!

 

とにかく固定残業時間を超過した分は支給しない会社は危ないので辞めておきましょう!ではまた明日です!

 

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