はじめに
皆様こんにちは、今回は前回の関連で出てきた「脱炭素」について考えてみたいと思います。炭素を脱する、、?理科が苦手でも大丈夫、非常に簡単ですのでぜひ最後までご覧ください!前回のEVについての記事はこちらから⬇
脱炭素の由来
脱炭素はしばしば地球環境問題や脱炭素社会を目指しましょうという社会課題のトピックとしての使われ方をします。
地球環境を健全に保つためには二酸化炭素の排出量を減らすことが重要というのはニュースや学校で教わったのではないでしょうか。二酸化炭素は地球温暖化の原因物質とされています。
ところで二酸化炭素を化学式で表すとCO2です。CO2 のうち、C(炭素)を脱却すると、O2の酸素だけが残ります。酸素は地球環境にとって害悪ではなくなりますから、これが脱炭素ということなのです。世界では今、なるべく二酸化炭素を排出しないでエネルギーを供給し社会活動をしようという気運が高まってきています。それを完全にすることができる社会が脱炭素社会なのです。

カーボンニュートラルとは
脱炭素を横文字ではカーボンニュートラルとも表現します。脱炭素とカーボンニュートラルは厳密には違いますが同義で使われることも多いです。
カーボンは先程のCと同様、炭素を表します。ニュートラルとは車のギアにもあるように「中間、中立」を表します。ここでいうカーボンニュートラルは、人間が生きていく上や、生産活動をしていく上でどうしても二酸化炭素の排出をせざるを得なかった分を、植林活動や森林保全活動を通して相殺するという考え方です。
人間や多くの動物は酸素を吸って二酸化炭素を吐くという呼吸を行いますし、企業活動を行う上でも全く二酸化炭素を排出しないというのは不可能なのです。そこで出してしまった分を別の形で二酸化炭素を吸収させてなかったことにするのです。二酸化炭素を吸収してくれるのは光合成を行う植物なので、森林保全活動や植林がカーボンニュートラルには不可欠だということだそうです。なんだか、二酸化炭素出してしまって埋め合わせをすると言う意味で、罪滅ぼしや懺悔みたいですね(笑)
脱炭素に取り組む企業たち
世界が地球環境に目を向け始め、産業革命以降の二酸化炭素をバンバン排出して成長する企業経営を見直す流れになったことで、企業活動においても嫌でも脱炭素を推進せざるを得なくなってきました。
それは企業に出資する投資家から脱炭素に対して厳しい眼差しが向けられているからです。会社は株主のものですから、株主の中に脱炭素に積極的な方が多い以上、脱炭素を意識したサプライチェーンや取り組みがなされています。

-
これ以外の多くの企業でも脱炭素を意識して経営をしていて、一見するといちいち二酸化炭素の排出に敏感になり、経営しづらいと思うかもしれませんが、実は脱炭素がビジネスに繋がっていることも少なくありません。(このトピックについては近日また別の記事にまとめます!)
また、企業の資金調達の一つである社債の発行でも「グリーンボンド」と呼ばれる地球温暖化対策などに特化した資金の使途が明確な社債もあるのです。
まとめ
今回は脱炭素について見てきましたが、おおよその意味はお分かりいただけましたでしょうか?地球温暖化の原因物質、二酸化炭素からC(炭素)を脱却させましょうという取り組みでした。ただ炭素を脱するだけでなく、
地球全体で二酸化炭素の総量を見たときに相殺されていればOKというカーボンニュートラルという考え方があることを学びました。
明日はEVの未来と将来性について考えてみたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました、ではまた明日です❗