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【ご家庭は何電力?】電力自由化って知ってる?

皆様、こんにちは。今回は電力自由化のトピックについて取り上げてみたいと思います。ところで皆様はどちらの電力会社から電気を受けていますか?最近では大手の電力会社以外にも電力を供給しているところを見るなと思いますが、その背景には今回のトピックが関係していました。ぜひ最後までご覧ください。前回の記事はコチラです↓

 

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概要

電力自由化という言葉には主に「電力の小売全面自由化」の意味があります。小売電力を供給する事業に様々な事業者が参入できるようになったのです。今までは大手の電力会社が独占的に小売の電力供給を担っていましたが、その障壁が取り払われることで事業者ごとの競争が生まれました。

この制度は2016年4月に始まったので6年も満たない新しい制度です。小売電力事業者が多く参入したため、新規参入者は独自の安価な商品を販売することはもちろん、大手電力会社も価格を引き下げざるを得なくなりました。
各家庭は自分のライフスタイルや考え方などによって自由に電力会社を選べるようになり、良い流れが生まれるようになりました。

小売全面自由化までの道のり

電力の小売全面自由化は2016年ですが、この議論は1990年代前半から既に始まっていました。

  • 1993年8月、総務庁は1961年から32年ぶりに電力行政に関する監察結果を通産省に勧告をしました。

  • 1994年3月には電気事業審議会(通産省の諮問機関)が始動します。競争原理の導入による経営効率化を促すための規制緩和、自己責任原則に基づく保安規制の合理化などの必要性を提言しました。そしてついに31年ぶりに電気事業法の改正に結びつきました。

  • 1997年に1月には閣議後の記者会見で、当時の佐藤信二通産大臣佐藤栄作元総理の次男で、従甥には安倍元首相)は「戦後の1951年からずっと続いてきた垂直統合型の電力体制の見直しを検討しよう」という考えを表明しました。

  • 1997年7月今度は、電気審基本政策部会が始動して、1998年2月から小売自由化の是非が議論されました。

  • その議論の中で、当時の東京電力の社長である荒木浩委員が「送電線の利用拡大を進めることで競争促進を図ることが現実的」と述べることで、一気に流れは変わり、新規参入事業者が電力小売事業を行う道を開きました。

  • ただ、総括として今井敬部会長は、発送電分離に繋がりかねないプール市場導入が唱えられたこともあり「当面は部分自由化を念頭に検討を進める」と議論を終えました。

  • 1999年9月に部分自由化の意味を詰めるための専門委員会を設置しました。

  • 2000年3月12日からの特別高圧顧客に対する小売自由化を骨子とする電気事業法改正案を国会に提出し、改正されました。

  • 具体的な対象顧客は2万V以上の送電線、および2000kW以上の特別高圧の顧客に限られています。全国では約8300口の自由化顧客に限られましたが、電力需要としては全体の27%を占めていることになります。

  • その後は2004年4月、2005年4月に電力小売自由化の波が、中小規模工場や中小ビルへと段階的に及んでいきました。

  • そして小売全面自由化までは、電力会社による阻止や抵抗が続けられ、議論が難航しましたが、2011年の東日本大震災をきっかけに2016年4月から低圧の家庭用電力の自由化に踏み切ることになりました。

新電力

新電力とは従来の大手電力会社に対して使われる呼称で、新規参入した登録小売電気事業者のことです。小売全面自由化が達成されたことで生まれた言葉と言えます。

新電力は新参者ということで、皆様が懸念される定期的に停電する恐れがあるとか、電気の質に影響するとか言われていますが、これらは一切ないと言えます。仮に倒産してしまっても事前に通知され、大手電力会社が代わりに供給することと定められているので突然停電するわけではないです。

では、どのくらいの事業者が実際にいるのでしょうか?令和3年5月時点の資源エネルギー庁の情報によると小売電気事業者は721件登録されているようです。

個人の感想ですが、よく街で聞いたり有名なところだと、

・Looopでんき

ソフトバンクおうちでんき

東京ガス

・あしたでんき

・東急でんき

ミツウロコでんき

・HISでんき

などでしょうか。他にも700以上の会社がありどこにすればいいのか迷われると思います。その時に非常に便利なのがエネチェンジのサイトです。↓

 

昼と夜で在宅する時間や世帯人数などから電気代のシミュレーションを行い、最適な新しい電力会社に契約の取次を行っています。また、エネチェンジ経由で申し込みをすると電力会社が行うキャンペーンに加えてエネチェンジ限定キャンペーンが適当されるプランをあるのです。ぜひこの機会に見直してみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は電力自由化についてまとめてきました。日本でも欧米に遅れながらも2016年に自由化が始まり、多くの家庭には電気料金が安くなるメリットが生まれました。

私も大学一年生の時アパートの大家さんに言われるがままに新電力のHISでんきのHTBエナジーと契約をした覚えがあります。旅行会社のHISが提供していたこともあり、HIS経由で旅行をすると翌月から3ヶ月にわたって基本料が無料になるという特典がありました。どの新電力も独自の特徴を前面に出し、他社との差別化を図りながら競争をしていたんだなと改めて今思いました。

最後までご覧いただきありがとうございました、ではまた明日です❗️

 

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